波乱含みの春の女王戦！ヴィクトリアマイルを徹底解析！

1）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は1番人気馬が「3.2.0.5」。

昨年のグランアレグリアら最多の3勝をあげ連対率・複勝率50.0％。

2番人気馬「0.0.1.9」で複勝率10.0％、3番人気馬「0.1.1.8」で複勝率20.0％でともに勝ち星がなく複勝率も低い。

以下、5番人気馬が2勝、4・6・7・8・11番人気馬が1勝ずつ。

5番人気馬は「2.0.3.5」で複勝率50.0％は1番人気馬に並んでいる。

11番人気馬は2014年にヴィルシーナが優勝し「1.1.1.7」で複勝率30.0％と健闘している。

2・3着馬も下位人気まで幅広く分布。

一昨年を除いて毎年1頭は7番人気以下の伏兵が激走している。

2015年には5→12→18番人気の順で決まり3連単2070万5810円の大波乱。

人気薄の好走もあり波乱傾向の強い一戦。

2）阪神牝馬S組は前走5番人気以内の馬に注目

前走レース別成績(中央)で、出走数最多の阪神牝馬S組は「4.4.5.60」。

2018年のジュールポレールら4勝をあげ連対率11.0％・複勝率17.8％。

この組の3着以内馬13頭の内、勝ち馬4頭を含む10頭は前走の阪神牝馬Sで5番人気以内に支持されていた。

中山牝馬S組は「2.2.0.8」で2019年のノームコアら2勝をあげ連対率・複勝率33.3％。

この組の3着以内馬4頭中3頭は前走で4番人気以内に支持されていた。

福島牝馬S組は「0.1.2.22」で勝ち星がなく連対率4.0％・複勝率12.0％。

3着以内に好走した3頭中2頭は11番人気以下の人気薄だった。

・阪神牝馬S組で前走5番人気以内
アンドヴァラナウト
デゼル
マジックキャッスル

中山牝馬S組で前走で4番人気以内
テルツェット
ミスニューヨーク

3）前走1着馬は不振傾向

前走着順別成績は、前走1着馬が「0.3.0.37」。

意外なことに勝ち星がなく連対率・複勝率7.5％と低い。

前走2着馬は「1.2.4.18」で複勝率28.0％、前走3着馬は「0.1.3.6」の複勝率40.0％。

前走3着以内だった馬はわずか1勝にとどまっている。

前走5着馬は「2.0.2.6」で2012年のホエールキャプチャら2勝をあげ複勝率40.0％。

前走6着以下の馬はのべ「6.3.1.72」で一昨年のアーモンドアイ(有馬記念9着)ら過半数の6勝をあげている。

勝ち馬6頭は前走で上位5番人気以内に支持されていた。

・前走6着以下で上位5番人気以内
アカイイト
アブレイズ
リフレイム
レシステンシア

4）リピーターの好走に注意

過去10年で複数回好走した馬は、ストレイトガール、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、ジュールポレール、ノームコアの5頭。

中でもストレイトガールは15年・16年、ヴィルシーナも13年・14年と連覇している。

それぞれ2度目の勝利時が7番人気、11番人気と人気薄だった。

ホエールキャプチャも12年に4番人気で勝利し、13年2着時が12番人気と人気薄で好走している。

ジュールポレールも17年3着時が7番人気、18年は8番人気で勝利。

ノームコアは19年1着、一昨年3着はともに5番人気での好走だった。

前走までは不振でもこの舞台で復活することが多く、リピーターの好走には注意が必要。

・リピーター該当馬
マジックキャッスル

 

・データからの推奨馬
マジックキャッスル

・現段階での注目馬
レイパパレ

・調教がよかった馬
ソングライン
レイパパレ
ファインルージュ
レシステンシア