①上位人気が勝ち切れず混戦模様
昨年まで単勝1番人気が10連敗中で、2番人気に至っては第1回の2004年が最初で最後の勝利と上位人気がパッとしない。
過去10年では3番人気が4勝を挙げているものの、そのうち2020年は3連単の配当が200万円を超えたように、上位人気馬同士の決着が少ない。
16番人気や15番人気の好走例もあるので、高配当を狙った予想をしてみるのも一興だろう。
②好走馬の大半が前走G3組
過去10年の前走別成績を見ていくと、優勝馬は全て前走がG3だった。
G3組の中でも、中山牝馬Sから臨んだ馬が【5.6.2.51】と、連対馬の半数以上を占めている。
〇前走が中山牝馬Sだった馬
コスタボニータ(5着) +1点
シンリョクカ(3着) +1点
タガノパッション(6着) +1点
フィールシンパシー(4着) +1点
〇前走がG3だった馬
ウインピクシス(愛知杯) +1点
エミュー(中山金杯) +1点
エリカヴィータ(愛知杯) +1点
トーセンローリエ(京成杯AH) +1点
ここ3年は中山牝馬S以外のG3から臨んだ馬が連勝中。
そのうち、2023年に勝ったステラリアは前年5月の新潟大賞典以来の出走という点が嫌われたのか、単勝8番人気にとどまっていた。
また、2021年の優勝馬ディアンドルは小倉大賞典3着からの臨戦にもかかわらず7番人気どまりだった。
その他にも、2016年の優勝馬マコトブリジャール(前走愛知杯)は15番人気での勝利と、前走が中山牝馬S以外のG3だった馬は人気薄の好走例が少なくないので、狙ってみる価値はありそう。
③中山馬S組は前走8着以内
前走レース別成績は、出走数の約半数を占める中山牝馬S組が【5.5.2.49】。
20年フェアリーポルカら5勝をあげ、複勝率19.7%。
この組の3着以内馬12頭はすべて前走中山牝馬Sで8着以内に入っていた。
愛知杯組は【2.0.1.4】で16年マコトブリジャールら2勝で、複勝率42.9%と優秀。
この組の3着以内馬3頭はいずれも前走8着以下から巻き返していた。
〇前走の中山馬Sで8着以内だった馬
コスタボニータ(5着) +1点
シンリョクカ(3着) +1点
タガノパッション(6着) +1点
フィールシンパシー(4着) +1点
〇前走の愛知杯で8着以下だった馬
ウインピクシス(13着) +1点
エリカヴィータ(10着) +1点
④前走馬体重480キロ以上が6勝
前走馬体重別成績は、前走480キロ以上の馬が【6.3.3.31】。
18年キンショーユキヒメら過半数の6勝をあげ、複勝率27.9%。
この中で前走500キロ以上の馬は【3.1.2.7】で、複勝率46.2%と非常に高いので該馬がいれば注目。
なお、前走460キロ未満の馬は【1.2.2.35】で複勝率12.5%。
〇前走の馬体重が500キロ以上だった大型馬
キミノナハマリア +1点
グランベルナデット +1点
△前走の馬体重が480~500キロだった馬
該当なし
⑤5歳馬が最多の4勝
年齢別成績は、5歳馬が【4.5.4.39】。
昨年のステラリアら最多の4勝をあげ、連対率17.3%・複勝率25.0%でトップ。
この組の3着以内馬13頭中6頭は6番人気以下で、伏兵の激走も目立つ。
6歳馬は【2.0.4.21】で複勝率22.2%。
こちらは3着以内馬6頭中3頭が13番人気以下だった。
4歳馬は【2.4.1.39】で複勝率15.2%、7歳以上の馬は【1.0.0.7】で同12.5%。
〇5歳馬
ウインピクシス +1点
エリオトローピオ +1点
エリカヴィータ +1点
コスタボニータ +1点
フィールシンパシー +1点
ラリュエル +1点
△6歳馬
タガノパッション
ファユエン
・データからの該当馬TOP3
1位(名前順)
ウインピクシス +3点
エリカヴィータ +3点
コスタボニータ +3点
フィールシンパシー +3点
2位(名前順)
シンリョクカ +2点
タガノパッション +2点
3位(名前順)
エミュー +1点
エリオトローピオ +1点
キミノナハマリア +1点
グランベルナデット +1点
トーセンローリエ +1点
ラリュエル +1点
4位以下(名前順)
ピンクジン 0点
ファユエン 0点
ペイシャフラワー 0点
ライトクオンタム 0点
・個人的な注目馬
ライトクオンタム
・好調教だと思った馬(枠順)
ウインピクシス
キミノナハマリア
シンリョクカ
グランベルナデット
ファユエン
ラリュエル