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①2桁人気馬の激走に注意

2018年以降は毎年単勝1番人気が馬券に絡んでいるため大きな波乱は起きていないが、2015年は2桁人気馬が2、3着に入って3連単が100万円に迫る高配当となった。

2014年にも3連単が80万円を超えるなど、思わぬ伏兵が配当を引き上げたケースが少なくない。

ちなみに、過去10年で馬券に絡んだ2桁人気馬は6頭全てが栗東所属だったので、人気薄を狙う際は所属にも注目してみるとよさそう。

 

②高配当の使者は6歳以上の馬

過去10年の年齢別成績では、3歳と4歳の3着内率が30%を超えている。

これに5歳を加えた3世代で3着以内馬の8割近くを占めるが、妙味という点では6歳以上も無視できない。

2015年に単勝14番人気で2着に入ったアースソニックをはじめ4頭が2桁人気で好走したほか、2014年にガルボが8番人気で勝利して高配当の立役者となっている。

◎6歳馬
シュバルツカイザー +1点
ゾンニッヒ +1点

 

③前走1着馬と芝1200m戦で6着以下だった馬は過信禁物

過去10年の前走の着順別成績を調べると、3着以内だった馬の好走率が比較的高くなっている。

ただ、前走でオープンクラスのレースを勝っての参戦となった馬は、【0.1.2.11】と優勝例がない。

狙い目は2着または3着に惜敗していた馬。

前走が重賞またはリステッドで2、3着に敗れていた馬は【4.2.1.5】という成績で、3着内率が58.3%に跳ね上がる。

◎前走が重賞またはリステッドで2、3着に敗れていた馬
該当馬なし

なお、3着以内馬延べ30頭のうち14頭は前走6着以下からの巻き返しだった。

ただし、前走が芝1200メートル戦で6着以下だった馬は3着内率7.7%と苦戦傾向にある。
注目したいのは前走が芝1600メートル戦だった馬。

3着内率37.5%と好走率の高さもさることながら、2016年にソルヴェイグが12番人気で勝利を収め、2015年にも12番人気のレンイングランドが3着と、人気薄での好走例が目立っている。

◎前走が芝の1600m戦だった馬
キミワクイーン +1点
セッション +1点

×前走が芝1200mで6着以下だった馬
オタルエバー
シナモンスティック
シュバルツカイザー
ジュビリーヘッド
ゾンニッヒ
ビッグシーザー
マテンロウオリオン

 

④距離実績のある古馬と3歳牝馬に注目

6歳以上の馬は2014年のガルボを最後に勝利から遠ざかっており、優勝候補は5歳以下の馬に絞ってもよさそう。

また、近年は距離実績のある古馬の勝利が多く、2018年以降の優勝馬6頭中5頭は、同年に行われた芝1200メートルの重賞またはリステッドで3着以内に入っていた。

これに該当する4歳または5歳の馬がいれば注目したい。

なお、2022年ナムラクレアに加え、2016年のソルヴェイグ、2017年のジューヌエコールは3歳牝馬だった。

3歳牝馬が出走してきた場合は軽視禁物だろう。

◎同年に行われた芝1200mの重賞またはリステッドで3着以内に入った4歳~5歳馬
サトノレーヴ +1点
ゾンニッヒ +1点
ビッグシーザー +1点

◎3歳牝馬
該当馬なし

 

⑤伏兵の激走が目立つ一戦

過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【2.1.3.4】。

一昨年のナムラクレアら2勝をあげ、複勝率60.0%でトップ。

近6年連続で3着以内に入っている。

2番人気馬は【0.2.0.8】で勝ち星がなく、連対率20.0%。

3番人気馬が【3.0.1.6】で昨年のキミワクイーンら最多の3勝をあげている。

以下、5番人気馬が2勝、4・8・12番人気馬が1勝ずつ。

12番人気馬の優勝は2016年ソルヴェイグ。

6~8番人気【1.2.2.24】複勝率17.2%、10~14番人気【1.3.2.38】同13.6%など、伏兵の激走が目立つ一戦。

 

⑥3歳馬、4歳馬が中心

年齢別成績は、3歳馬が【3.2.2.12】。

17年ジューヌエコールら3勝で、連対率26.3%・複勝率36.8%でともにトップ。

4歳馬は【3.2.4.17】で21年ビアンフェら3勝をあげ、複勝率34.6%と3歳馬に迫っている。

出走数最多の5歳馬は【3.2.2.38】で20年ダイアトニックら3勝も、複勝率15.6%と3・4歳馬に差をつけられている。

6歳馬は【0.3.0.26】で複勝率10.3%。

7歳以上の馬は【1.1.2.23】で14年ガルボが勝利し、複勝率14.8%。

3着以内馬4頭はいずれも7番人気以下で、穴で注意したい。

◎4歳馬
アサカラキング +1点
サウザンサニー +1点
セッション +1点
ビッグシーザー +1点

 

⑦前走上がり2位以内が不振

前走上がり順位別成績は、前走上がり1位だった馬が【0.1.0.11】。

2着1回のみで、複勝率8.3%と低い。

前走上がり2位の馬も【0.0.0.5】で、これら前走上がり2位以内の馬が不振。

前走上がり3位~5位の馬は【3.2.3.13】で複勝率38.1%と高く、前走上がり6位以下の馬が【7.7.7.85】で同19.8%。

前走上がり順位2位以内は過信禁物。

◎前走の上がりが3~5位だった馬
アサカラキング +1点
ゾンニッヒ +1点
ビッグシーザー +1点

×前走で上がり2位以内だった馬
サウザンサニー
ジャスティンスカイ

 

⑧前走から乗り替わりは穴で注目

前走から騎手が継続騎乗か乗り替わりかの比較では、継続騎乗の馬が【6.3.4.54】。

15年ティーハーフら過半数の6勝をあげ、複勝率19.4%。

3着以内馬13頭中11頭は上位5番人気以内に支持されたいた。

対して、前走から乗り替わりの馬は【4.7.6.62】で20年ダイアトニックら4勝をあげ、複勝率21.5%と継続騎乗馬を上回る。

3着以内馬17頭中9頭は6番人気以下で、穴で注目しておきたい。

△前走から騎手が乗り替わりになる馬
オタルエバー
カイザーメランジェ
カルネアサーダ
キミワクイーン
サウザンサニー
サトノレーヴ
シナモンスティック
ジュビリーヘッド
セッション
ゾンニッヒ
ビッグシーザー
マテンロウオリオン

・データからの該当馬TOP3

1位(名前順)
ゾンニッヒ 3点
ビッグシーザー 3点

2位(名前順)
アサカラキング 2点
セッション 2点

3位以下(名前順)
キミワクイーン 1点
サウザンサニー 1点
サトノレーヴ 1点
シュバルツカイザー 1点

ウイングレイテスト 0点
オタルエバー 0点
カイザーメランジェ 0点
カルネアサーダ 0点
シナモンスティック 0点
ジャスティンスカイ 0点

・個人的な注目馬
ゾンニッヒ

・好調教だと思った馬(名前順)
アサカラキング
ウイングレイテスト
サトノレーヴ
シナモンスティック
マテンロウオリオン

 

 

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