2歳馬の最初のJRA重賞！函館2歳Sを徹底解析！

1）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、1番人気馬が「3.1.0.6」。

2017年のカシアスら最多の3勝も連対率・複勝率は40.0％でやや低め。

以下、2・3・4番人気馬が各2勝、10番人気馬が一昨年リンゴアメの1勝。

1着馬は上位4番人気以内で9勝と大半を占めるが、2・3着馬は下位人気まで幅広く分布。

近3年は10番人気以下の伏兵が1頭ずつ3着以内に入っている。

3連単10万円以上の配当が半数の5回で、波乱傾向が強い一戦になっている。

2）関西馬が優勢

出走馬の所属別成績は、栗東所属の関西馬が「8.4.6.46」。

昨年のナムラコリスら大半の8勝をあげ、複勝率28.1％と優秀。

昨年は上位3着までを占め、13年を除いて毎年1頭は3着以内に入っている。

一方、美浦所属の関東馬は「2.6.4.56」で13年のクリスマスら2勝をあげ、複勝率17.6％。

関西馬が勝利数・複勝率ともに優勢。

なお、地方所属馬は「0.0.0.20」と苦戦傾向。

〇関西馬
アスクドリームモア
イコサン
オボロヅキヨ
クリダーム
シンゼンイズモ
ブトンドール
ミシェラドラータ

3）キャリア1戦馬が好成績

キャリア別成績は、1戦の馬が「7.8.9.75」。

18年のアスターペガサスら7勝をあげ、複勝率24.2％と高い。

昨年は2・3着馬が該当し、毎年2頭以上は3着以内に入っている。

2戦の馬は「3.2.1.33」で19年のビアンフェら3勝をあげ、複勝率15.4％。

3着以内馬は全て1・2戦の馬が占めており、3戦以上は「0.0.0.14」と厳しい。

〇キャリア1戦馬
アスクドリームモア(西)
オボロヅキヨ(西)
オマツリオトコ(東)
クリダーム(西)
ゴキゲンサン(東)
スプレモフレイバー(東)
ニシノシークレット(東)
ニーナブランド(東)
ブトンドール(西)
ロッソランパンテ(東)

4）前走上がり最速馬が過半数の6勝

前走上がり順位別成績では、前走の上がりが最速だった馬が「6.7.4.38」。

15年のブランボヌールら過半数の6勝をあげ、連対率23.6％・複勝率30.9％と優秀。

昨年は1着のナムラコリスが該当し、毎年1頭は3着以内に入っている。

勝ち馬6頭は、いずれも前走で函館の芝のレースで勝利をおさめていた。

〇前走の上がりが最速だった馬
アスクドリームモア(西)
イコサン(西)
オマツリオトコ(ダート)(東)
シンゼンイズモ(西)
ニシノシークレット(ダート)(東)
ブトンドール(西)

〇前走が函館の芝のレースで勝利した馬
アスクドリームモア(西)
イコサン(西)
クリダーム(西)
ゴキゲンサン(東)
シンゼンイズモ(西)
スプレモフレイバー(東)
ニーナブランド(東)
ブトンドール(西)
ミシェラドラータ(西)
ミスヨコハマ(東)

 

・データからの推奨馬
アスクドリームモア

・個人的な注目馬
ブトンドール

・調教が良かった馬
スプレモフレイバー
クリダーム
ミシェラドラータ
ゴキゲンサン