※近2年同様に今年も阪神競馬場で施行されるが、 京都開催を含めた2012年以降過去10年のデータを中心に分析。
1)昨年は大波乱の決着
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【1.3.2.4】昨年ラッキーライラックの1勝のみで、複勝率 60.0%。
2番人気馬は【1.0.1.8】 13年メイショウマンボが勝利するも、複勝率20.0%と低い。
以下、 3番人気馬が最多の4勝、5・6・7・10番人気馬が1勝ずつ。
2着馬も7番人気以下が半数の5頭と伏兵の激走が目立っている。
阪神開催の近2年は一昨年こそ1→5→3番人気で平穏におさまったが、昨年は10番人気アカイイトが優勝。
2着に7番人気馬、3着に9番人気馬が激走し、3連単339万3960円の大波乱となった。
ちなみに、近6年でみると馬券内に入ったのは関西馬のみで、関東馬は1頭も絡めていない。
2)4歳馬が過半数の6勝
年齢別成績は、4歳馬が【6.3.7.50】で、18年リスグラシューら過半数の6勝をあげ、連対率13.6%・複勝率24.2%。
昨年は1・3着馬が該当しており、毎年1頭は3着以内に入っている。
3歳馬は【2.4.2.27】で17年モズカッチャンら2勝をあげ、連対率17.1%・複勝率22.9%。
これら3歳馬、 4歳馬で全3着以内馬30頭中24頭を占めている。
5歳馬は【2.2.1.48】で12年レインボーダリアら2勝も、複勝率9.4%と、3・4歳馬に差をつけられている。
なお、6歳馬【0.1.0.14】、7歳以上【0.0.0.4】でともに勝ち星がなく不振傾向。
〇3歳馬
ピンハイ
マジカルラグーン
スタニングローズ
ナミュール
ライラック
〇4歳馬
アンドヴァラナウト
ジェラルディーナ
3)府中牝馬S組は前走4着以下からの巻き返しに注意
前走レース別成績は出走数最多の府中牝馬S組が【5.5.3.42】。
昨年のアカイイトら最多の5勝をあげ、連対率18.2%・複勝率23.6%。
この組の3着以内馬13頭中7頭は前走4着以下から巻き返していた。
秋華賞組は【2.3.1.22】で17年モズカッチャンら2勝で、複勝率21.4%。
この組は前走3着以内馬が【2.2.0.9】で、連対率・複勝率30.8%と高い。
他ではオールカマー組が【2.1.0.9】で、15年のマリアライトら2勝。
少数ながら札幌記念組が【1.0.1.1】、一昨年のラッキーライラックが勝利し、複勝率66.7%。
なお、前走オープン特別組【0.0.0.19】、前走3勝クラス組【0.0.0.21】からは好走馬が出ていない。
〇前走が府中牝馬Sだった馬
クリノプレミアム
ローザノワール
イズジョーノキセキ
アンドヴァラナウト
アカイイト
〇前走が秋華賞で3着以内だった馬
スタニングローズ
ナミュール
〇前走がオールカマーだった馬
デアリングタクト
ウインキートス
ジェラルディーナ
〇前走が札幌記念だった馬
ウインマリリン
×前走がオープン特別だった馬
ホウオウエミーズ
×前走が3勝クラスだった馬
ピンハイ
4)阪神芝2200m戦は内の1・2枠優勢
今回舞台となる阪神芝2200mで行われた2017年以降・2勝クラス以上の全34レースの枠番別成績は、2枠に入った馬が【6.6.3.23】。
連対率31.6% 複勝率 39.5%でトップ。
最内の1枠は【2.5.7.23】で、複勝率 37.8%と優秀。
これら内の1・2枠に入った馬の複勝率が高い。
同コースで17年以降に施行された宝塚記念では、大外の8枠に入った馬が【3.0.1.10】で近6回中3勝。
また、エリザベス女王杯は一昨年ラッキーライラック、昨年アカイイトと8枠の馬から続けて勝ち馬が出ている。
・データからの該当馬
ナミュール
・個人的な注目馬
ウインマイティー
・調教が良かった馬
ウインマイティー
ウインマリリン
アカイイト
デアリングタクト
ナミュール
ピンハイ
ライラック