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①前走GⅠ組と3勝クラス組が好成績

過去10年の前走別成績を調べると、GⅠ組と3勝クラス組の好走率に目が行く。

どちらも出走数は多くないものの、GⅠ組は全8頭が5着以内と安定感が際立ち、2勝は2016年のパッションダンス(単勝10番人気)、2023年のカラテ(同5番人気)によるもの。

近年は3勝クラス組の活躍も顕著で、ここ5年に限れば【2.3.1.5】と3着内率は50%を超えている。

こちらも勝利した2頭はそれぞれ7番人気、10番人気と人気薄の台頭が目立っているので、今年も出走があればマークが必要だろう。

また、距離短縮馬が【2.3.4.20】複勝率31.0%と良く、同距離・距離延長馬は【8.7.6.107】同16.4%。

◎前走がG1または3勝クラスだった馬
カラテ(フェブラリーS) +1点
レーベンスティール(香港ヴァーズ) +1点
キングズパレス(3勝クラス) +1点

◎距離短縮馬
ブレイヴロッカー +1点
レーベンスティール +1点

 

②GⅡ・GⅢ・オープン特別組は前走の着順に注意

GⅡ・GⅢ・オープン特別組の狙い目を探ってみると、前走5着以内から臨んだ馬の3着内率が31.0%となっている。

6着以下だった馬は同7.8%と振るわず、GⅢ・オープン特別で6着以下に敗れていた馬に限ると【0.1.1.58】(3着内率3.3%)と、特に厳しい結果になっている。

◎前走がG2またはG3で5着以内だった馬
ヨーホーレイク +1点
セルバーグ +1点
マイネルクリソーラ +1点

また、GⅡ・GⅢ・オープン特別から臨んで勝利を収めた6頭のうち5頭は、同年に行われたオープンクラスの芝2000メートル戦で3着以内に入っていた。

この実績があるのとないのとでは好走率にも大きな差がついている。

今年も出走各馬のオープンクラス実績はチェックしたいところだ。

◎前走がG2またはG3で同年に行われたOPクスの芝2000m戦で3着以内に入っていた馬
該当馬なし

 

③人気薄でも侮れないベテラン馬

前走GⅠ組が挙げた2勝は共に7歳以上馬によるもの(2016年パッションダンス8歳、2023年カラテ7歳)で、その他にも2022年に7歳のレッドガランが単勝7番人気で優勝するなど、過去10年で7歳以上の馬が5勝を挙げ【5.2.0.50】で複勝率は12.3%と低いが、現在2連勝中でもあり軽視はできない。

ちなみに複勝率トップは4歳【2.5.3.23】の30.3%。

5歳は【2.1.2.24】複勝率17.2%と今ひとつで、6歳は【1.2.5.30】同21.1%。

また、3連単の配当が50万円を超えた3回では、2桁人気の6歳以上馬が馬券に絡んでいるので、穴馬を狙う際には年齢も気にしてみるといいだろう。

△6歳以上の馬
ヨーホーレイク(6歳)
ホウオウアマゾン(6歳)
ヴァンケドミンゴ(8歳)
ダンディズム(8歳)
カラテ(8歳)
ファユエン(6歳)
リフレーミング(6歳)

 

④左回り巧者の血が騒ぐ!?

過去10年の優勝馬はいずれも、父または父の父が東京・芝2000m以上のGⅠを勝っていた。

同じ左回りコースである東京競馬場でGⅠを勝っていた馬の産駒はチェックしておきたい。

さらに絞り込むのであれば、父の系統に注目。

近年は非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が6連勝中となっている。

◎父または父の父が東京・芝2000m上のGⅠを勝っていた馬
ヨーホーレイク +1点
ホウオウアマゾン +1点
ヴァンケドミンゴ +1点
デビットバローズ +1点
セルバーグ +1点
ノッキングポイント +1点
ブレイヴロッカー +1点
カラテ +1点
シーズンリッチ +1点
キングズパレス +1点
マイネルクリソーラ +1点
レーベンスティール +1点

◎非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒
ホウオウアマゾン +1点
ヴァンケドミンゴ +1点
デビットバローズ +1点
セルバーグ +1点
ノッキングポイント +1点
ブレイヴロッカー +1点
カラテ +1点
リフレーミング +1点
シーズンリッチ +1点
キングズパレス +1点
マイネルクリソーラ +1点

⑤1、2番人気は勝利なし

過去10年、1~2番人気は計【0.4.3.13】複勝率35.0%で勝利なし。

3番人気【3.2.0.5】、5番人気 【3.0.1.6】、7番人気【2.1.1.6】、10番人気【2.0.0.8】から優勝馬が出ている。

単勝オッズでは5.0~19.9倍が【10.3.4.48】複勝率26.2%と優勝馬10頭はこの範囲内。

穴馬の好走も多く3連単で5万円以下は2回のみ、50万円以上が3回ある。

 

⑥関西馬の連対多数も、高複勝率は関東馬

東西の所属別では関東馬が【2.4.9.48】で勝率3.2%・複勝率23.8%。

関西馬は【8.6.1.79】で勝率8.5%・複勝率16.0%。

関西馬は好走時に連対まで届く確率が高く、3着の多い関東馬は複勝率が関西馬よりかなり高い。

また、1~5番人気にかぎると関東馬は【1.1.4.6】複勝率50.0%で、関西馬は【5.5.0.28】同26.3%止まり。

 

・データからの該当馬TOP3

1位(枠順)
セルバーグ +3点
ブレイヴロッカー +3点
カラテ +3点
キングズパレス +3点
マイネルクリソーラ +3点
レーベンスティール +3点

2位(枠順)
ヨーホーレイク +2点
ホウオウアマゾン +2点
ヴァンケドミンゴ +2点
デビットバローズ +2点
ノッキングポイント +2点
シーズンリッチ +2点

3位(枠順)
リフレーミング +1点

4位以下(枠順)
ダンディズム 0点
ファユエン 0点
ヤマニンサルバム 0点

・個人的な注目馬
デビットバローズ

・好調教だと思った馬(枠順)
ヨーホーレイク
デビットバローズ
マイネルクリソーラ
ヤマニンサルバム

 

 

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