波乱必至、夏の名物重賞！函館記念を徹底解析！

 

①GⅠ・GⅡにおける実績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中25頭は、前年以降のJRAの右回りコースかつ3000メートル未満のGⅠ・GⅡにおいて11着以内となった経験がある馬だった。

一方、この経験がなかった馬は3着内率6.4%と苦戦している。

前年以降に、今回より格が高く、なおかつ右回り・3000メートル未満のレースで11着以内がない馬は割り引きが必要。

◎前年以降のJRAの右回りコースかつ3000m未満のGⅠ・GⅡで11着以内となった経験がある馬
サヴォーナ　+1点
サンストックトン　+1点
エミュー　+1点
プラチナトレジャー　+1点
トップナイフ　+1点
ホウオウビスケッツ　+1点
ハヤヤッコ　+1点
チャックネイト　+1点
マイネルクリソーラ　+1点

 

②前走が少頭数だった馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中25頭は、前走の出走頭数が14頭以上だった。

一方、13頭以下だった馬は3着内率7.4%と苦戦している。

前走が13頭立て以下だった馬は評価を下げるべきだろう。

◎前走の出走頭数が14頭以上だった馬
サヴォーナ　+1点
オニャンコポン　+1点
グランディア　+1点
サンストックトン　+1点
リカンカブール　+1点
エミュー　+1点
プラチナトレジャー　+1点
トップナイフ　+1点
アケルナルスター　+1点
ホウオウビスケッツ　+1点
デビットバローズ　+1点
ハヤヤッコ　+1点
チャックネイト　+1点
マイネルクリソーラ　+1点

 

③特に近年は外枠劣勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、枠番が1枠から5枠だった。

一方、6枠から8枠だった馬は3着内率10.0%とやや苦戦している。

さらに、2019年以降の過去5年に限ると【1.0.1.28】(3着内率6.7%)。

外寄りの枠に入った馬は、好走する可能性が低いとみておきたい。

 

④近年はレース間隔の短い馬が苦戦

過去4年の3着以内馬延べ12頭中10頭は、前走との間隔が中5週以上だった。

一方、中4週以内だった馬は3着内率7.1%と苦戦している。

2019年以前は前走から中4週以内だった馬の好走も少なくなかったが、近年の傾向を重くみるならば、前走との間隔に比較的余裕がある馬を重視したい。

◎前走との間隔が中5週以上の馬
サヴォーナ　+1点
エンパイアウエスト　+1点
リカンカブール　+1点
プラチナトレジャー　+1点
アウスヴァール　+1点
トップナイフ　+1点
ハヤヤッコ　+1点
チャックネイト　+1点
マイネルクリソーラ　+1点

 

⑤年齢や4コーナーの通過順に注目

過去7年の優勝馬7頭中6頭は年齢が6歳以下だった。

また、7頭は全て前走の4コーナー通過順が3番手以下だった。

7歳以上の馬や前走の4コーナーを2番手以内で通過していた馬は、過信禁物とみるべきかも知れない。

さらに、この7頭は前走の出走頭数が14頭以上だった点も共通している。

◎6歳以下で前走の4コーナー通過順が3番手以下だった馬
サヴォーナ　+1点
オニャンコポン　+1点
グランディア　+1点
サンストックトン　+1点
リカンカブール　+1点
エミュー　+1点
プラチナトレジャー　+1点
トップナイフ　+1点
アケルナルスター　+1点
チャックネイト　+1点
マイネルクリソーラ　+1点

 

⑥波乱傾向が強い

過去10年の人気別成績は、1番人気【2.1.0.7】、2番人気【2.0.1.7】、3番人気【2.0.2.6】、4番人気【0.1.1.8】、5番人気【2.0.0.8】と勝率などは横一線。

1～5番人気【8.2.4.36】なので、とりあえず勝ち馬は5番人気以内から選びたい。

6～10番人気【1.4.4.41】は2・3着馬の40％を占める。

11番人気以下【1.4.2.52】の激走も多く、単・複回収値はそれぞれ約130%で波乱傾向が強い一戦。

 

⑦4コーナーで前目に位置したい

脚質別成績は、逃げ【2.0.1.8】、先行【5.4.5.19】、中団【2.4.2.54】、後方【0.1.2.47】、マクリ【1.1.0.1】。

先行の複勝率が42.4%で、複勝回収値243%と優秀。

また、マクリで好走した2頭はいずれも4コーナーは3番手だった。

小回りコースだけに基本的には4コーナーで前目に位置していることが望ましい。

一方、中団～後方は2・3着が多い。

 

⑧前走JRA重賞組が中心

前走クラス別成績はJRA重賞【8.6.6.59】が好走馬の3分の2を占め、単・複の回収値も優秀。

目黒記念やエプソムC、鳴尾記念など、比較的近い時期に行われた中央場所の重賞組が有力。

そこでは5着以内に好走していたほうが好走率は高いが、6着以下から巻き返すケースもとても多い。

◎前走がJRAの重賞だった馬
サヴォーナ　+1点
グランディア　+1点
リカンカブール　+1点
アウスヴァール　+1点
トップナイフ　+1点
ハヤヤッコ　+1点
チャックネイト　+1点
マイネルクリソーラ　+1点

 

⑨巴賞組を狙うならば6着以下だった馬

前走が巴賞【1.4.1.46】は出走頭数こそ断然だが、勝率1.9%、連対率9.6%、複勝率11.5%と好走率はかなり低い。

同レース3着以内【0.0.1.19】に対し、6着以下【1.3.0.18】 なので、狙うのであれば後者の方が良いだろう。

また、前走3勝クラス【1.0.2.5】は複勝率37.5%で、23年はローシャムパークが1番人気で1着、ブローザホーンが2番人気で3着と好走。

ともに後にG1で連対を果たした。

◎前走が3勝クラスだった馬
エンパイアウエスト　+1点

△前走が巴賞で6着以下だった馬
サンストックトン
エミュー

・データからの該当馬TOP３

1位(枠順)
サヴォーナ　5点
トップナイフ　5点
チャックネイト　5点
マイネルクリソーラ　5点

2位(枠順)
リカンカブール　4点
プラチナトレジャー　4点
ハヤヤッコ　4点

3位以下(枠順)
グランディア　3点
サンストックトン　3点
エミュー　3点

オニャンコポン　2点
エンパイアウエスト　2点
アウスヴァール　2点
アケルナルスター　2点
ホウオウビスケッツ　2点

デビットバローズ　1点

 

・個人的な注目馬
チャックネイト

・好調教だと思った馬(枠順)
サヴォーナ
アウスヴァール
トップナイフ
チャックネイト