①オークス組と1勝クラス組に注目
過去10年の優勝馬は10頭中6頭がオークスからの臨戦で、オークス組が単勝1番人気に支持されると【3.1.1.1】という好成績。
一方、同じくオークス組が6番人気以下だった場合は【0.1.0.12】と、人気薄の好走が少ないのも特徴。
対照的に、1勝クラス組は4勝中3勝が7番人気以下の馬によるもので、2020年に大波乱を演出した2頭の2桁人気馬も1勝クラスからの臨戦だった。
〇前走がオークスまたは1勝クラスだった馬
オーロラエックス +1点
カニキュル +1点
クイーンズウォーク +1点
サフィラ +1点
サンセットビュー +1点
タガノエルピーダ +1点
チェレスタ +1点
ハワイアンティアレ +1点
フレミングフープ +1点
ラヴァンダ +1点
レガレイラ +1点
②通算出走回数をチェック
過去10年の通算出走回数別成績を調べると、優勝馬はいずれも7戦以下だった。
昨年の優勝馬マスクトディーヴァと2着馬ブレイディヴェーグは共にキャリア3戦、2022年2着のサリエラは同2戦と、近年は特にキャリアの浅い馬の活躍が目立っている。
〇キャリア7戦以下の馬
オーロラエックス +1点
カニキュル +1点
クイーンズウォーク +1点
サフィラ +1点
ザブライド +1点
チェレスタ +1点
ハワイアンティアレ +1点
フレミングフープ +1点
ラビットアイ +1点
レガレイラ +1点
レディーヴァリュー +1点
また、過去10年の優勝馬は全て同年の出走回数が4戦以下だった。
年明け以降に5戦以上していると大幅に好走率が下がるので、これに該当する馬は通算出走回数が7戦以下であっても割り引きが必要だろう。
〇2024年の出走回数が4戦以下の馬
オーロラエックス +1点
カニキュル +1点
クイーンズウォーク +1点
サフィラ +1点
ザブライド +1点
セキトバイースト +1点
タガノエルピーダ +1点
チェレスタ +1点
フレミングフープ +1点
ラビットアイ +1点
レガレイラ +1点
レディーヴァリュー +1点
③血統面での鍵はディープインパクト
中京で行われた3回(2020年から2022年)では、ディープインパクト産駒と母の父ディープインパクトの馬が3頭ずつ馬券に絡んでいる。
残った3頭のうち2021年2着のエイシンヒテン、2022年3着のエグランタインは父の父がディープインパクトで、同馬の血を引いていなかったのは2022年1着のアートハウスだけ。
現3歳世代に直仔はいないため、血統表の2代前にディープインパクトの名がある馬が狙い目となりそう。
〇血統表の2代前にディープインパクトの名がある馬
オーロラエックス +1点
クイーンズウォーク +1点
タガノエルピーダ +1点
ラヴァンダ +1点
④前走の出走頭数が重要
優勝馬の前走はオークスと1勝クラスに限られる。
そこで、各馬の前走の出走頭数を調べてみると、オークス組だけでなく1勝クラス組も前走の出走頭数が16頭以上だった。
前走が1勝クラスの16頭以上のレースを勝っていた馬は、【4.0.0.4】と勝率が50.0%になっている。
該当する馬がいればオークス組とともに注目しておきたい。
〇前走がオークスだった馬(※17頭以上なので再加点)
クイーンズウォーク +1点
サフィラ +1点
タガノエルピーダ +1点
ラヴァンダ +1点
レガレイラ +1点
〇前走が1勝クラスの16頭以上のレースを勝っていた馬
該当馬なし
⑤穴馬の激走に注意
過去10年、1番人気【3.2.1.4】と2番人気【1.2.2.5】はまずまず。
その他は6~7番人気計【2.2.2.14】複勝率30.0%など好走馬が分散しており、10番人気以下の伏兵も【0.4.2.65】と6頭が馬券に絡んでいる。
2014年の3連単75万馬券、20年の同113万馬券といった大波乱もあり、穴馬の激走には注意したい。
⑥4~7枠に注目
本年と同じく中京で代替された2020~22年の枠番別では、4~7枠が計【2.3.3.18】で複勝率30.8%の好成績。
残る好走馬1頭は1枠【1.0.0.4】から出ており、2、3、8枠の馬はすべて馬券圏外に敗退している。
好走馬の脚質は逃げから4角11番手まで幅広い。
逃げ・先行同士や、差し・追い込み同士のワンツー決着はなく、展開にこだわりすぎるのは危険か。
⑦前走4~5着馬が好成績
前走着順別で好走が多いのは前走1着の【6.5.3.49】だが、複勝率は22.2%止まり。
前走4~5着馬が計【2.1.5.11】 複勝率42.1%と抜群。
そのうちオークス組5頭は本競走で3番人気以内、残る3頭は前走2勝クラス(1000万条件)で、このレースでは9番人気以下の人気薄だった。
△前走4~5着だった馬
クイーンズウォーク
ラビットアイ
レガレイラ
⑧前走オークス組と1勝クラス組を深堀り
着順を問わない前走クラス別(中央)では、G1組が【6.2.3.43】 で複勝率20.4%、1勝クラス組が【4.4.2.43】で同18.9%と、この2つで好走馬30頭中21頭を占める。
G1組の好走馬はすべて前走でオークスに出走しており、⑦で触れた4~5着馬を含む同レース5着以内だった馬が【4.1.3.5】で複勝率61.5%。
1勝クラス組は近3年の好走馬5頭にかぎると、いずれも過去3走以内に2勝を挙げていた。
〇前走がオークスで5着以内だった馬
クイーンズウォーク +1点
レガレイラ +1点
〇前走が1勝クラスで過去3走以内に2勝を挙げている馬
チェレスタ +1点
フレミングフープ +1点
・データからの該当馬TOP3(名前順)
1位
クイーンズウォーク 7点
2位
レガレイラ 6点
3位以下
オーロラエックス 4点
サフィラ 4点
タガノエルピーダ 4点
チェレスタ 4点
フレミングフープ 4点
カニキュル 3点
ラヴァンダ 3点
ラビットアイ 3点
ザブライド 2点
ハワイアンティアレ 2点
レディーヴァリュー 2点
サンセットビュー 1点
セキトバイースト 1点
・個人的な注目馬
クイーンズウォーク
・好調教だと思った馬(枠順)
クイーンズウォーク
ラヴァンダ
フレミングフープ
ザブライド
レガレイラ