3歳マイル王の栄冠は誰の手に？NHKマイルCを徹底解析！

１）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、1番人気が「3.1.1.5」。

2016年メジャーエンブレムら3勝をあげ、連対率40.0％・複勝率50.0％。

2番人気馬は「3.2.1.4」で昨年のシュネルマイスターら3勝をあげ、連対率50.0%・複勝率60.0%でともにトップ。

以下、3・6・9・10番人気が1勝ずつ。

10番人気馬は13年にマイネルホウオウが勝利している。

2・3着馬は下位まで幅広く分布しており、6番人気以下の激走は2着が5回、3着が8回と多い。

三連単で10万円以上の配当が過半数の7回、13年には10→6→8番人気の順で決まり、三連単123万5600円の大波乱も出ている波乱傾向の強い一戦。

２）ニュージーランドT組は前走5番人気以内に注目

前走レース別成績は、出走数最多のニュージーランドT組が「3.0.2.49」。

18年ケイアイノーテックら最多の3勝をあげているが、連対率5.6%・複勝率9.3%と高くない。

この組は前走５番人気以内に注目。

前走1番人気馬は「2.0.0.3」で12年カレンブラックヒルら2勝。

これら前走5番人気以内だった馬が「3.0.2.26」で、3着以内馬5頭は全て該当していた。

一方、前走で6番人気以下だった馬は「0.0.0.23」と不振傾向にある。

また、桜花賞組は「2.2.0.10」で17年アエロリットら2勝をあげ複勝率28.6%。

皐月賞組は「2.1.1.11」で19年アドマイヤマーズら2勝で複勝率26.7%。

両レースともニュージーランドT組を大きく上回っている。

・前走がニュージーランドT組で5番人気以内だった馬
ジャングロ(3番人気)
デルマグレムリン(4番人気)
マテンロウオリオン(1番人気)

・前走が桜花賞組
アルーリングウェイ
フォラブリューテ

・前走が皐月賞組
ダンテスヴュー

３）距離短縮組に注目

前走距離別成績は、出走数の半数以上を占める1600m組が「6.3.5.83」。

14年ミッキーアイルら過半数の6勝をあげている。

連対率9.3%・複勝率14.4%と高くはないものの、3着以内馬14頭中9頭は6番人気以下の伏兵だった。

前走1800m組「0.4.1.19」で勝ち星こそないが、複勝率20.8%。

この組の3着以内馬5頭は前走で毎日杯・スプリングS・フラワーCのいずれかを使われていた。

また、前走2000m組は「3.1.3.13」で複勝率35.0%と高い。

これら距離短縮組の好走が目立つ。

対して距離延長組は「1.2.1.35」。
一昨年のラウダシオンの1勝のみで複勝率10.3%と低い。

この組の3着以内馬4頭はいずれも前走で連対を果たしていた。

・前走が毎日杯組
該当馬なし

・前走がスプリングS組
ソリタリオ
ドーブネ

・前走がフラワーC組
該当馬なし

・前走2000m組
インダストリア
ダンテスヴュー

・距離延長組で前走で連対していた馬
セイクリッド
プルパレイ

４）前走1番人気馬が好成績

前走人気別成績は、前走で1番人気だった馬が「5.3.2.14」。

16年メジャーエンブレムら半数の5勝をあげており連対率33.3%・複勝率41.7%と非常に高い。

3着以内馬10頭中9頭は前走で4着以内に入っていた。

全3着以内馬30頭中22頭は前走で上位5番人気以内に支持されていたが、前走3番人気だった馬は「0.0.0.22」と全て馬券圏外に敗れている。

・前走１番人気で4着以内だった馬
セリフォス
ダノンスコーピオン
マテンロウオリオン

・前走3番人気だった馬
ジャングロ
ソリタリオ
ディオ

・データからの推奨馬
マテンロウオリオン

・現段階での推奨馬
マテンロウオリオン

・調教が良かった馬
ステルナティーア
セリフォス
プルパレイ
ソリタリオ