秋の大レースを見据えた馬が集結！京都大賞典を徹底解析！

 

①人気薄の好走も珍しくない

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気の3着内率は70%と高いが、勝率は20%と低めで、現在は8連敗中。

1番人気を軸にするときは連複系の馬券にするのが無難かも。

一方、6番人気以下の馬が3勝を挙げ、3連単100万馬券も二度出ているので、下位人気馬の激走もありえる重賞。

 

②6歳以上の馬に注意

過去10年の年齢別成績では、4歳馬と5歳馬の成績が上位だが、6歳馬や7歳以上の馬も好走率は遜色なく、むしろ人気が落ちる分高配当の使者になることがある。

具体的には、過去に重賞で好走した実績があるものの、近走で結果が出ておらず人気を落としていた6、7歳馬が好走している。

・過去に重賞で勝利した実績がある6～7歳馬
アルナシーム　+1点
プラダリア　+1点
ミクソロジー　+1点

・過去に重賞で勝利した好走した実績(2～3着以内)がある6～7歳馬
ディープモンスター　+1点
ボルドグフーシュ　+1点
メイショウブレゲ　+1点
ワープスピード　+1点

 

③前走がGⅠだった馬が中心

過去10年の前走別成績を調べると、勝利数が多く好走率が高いのは前走がGⅠだった馬。

特に宝塚記念に出走した後、秋初戦として当レースに出走した馬は【4.4.6.14】の成績で、半数が3着以内に入っている。

また、意外と侮れないのが前走が3勝クラスだった馬。

4頭が5番人気以内に支持され、うち3頭が3着以内に入っているので、上位人気に支持されるようなら押さえておきたい。

・前走が宝塚記念だった馬
ショウナンラプンタ　+1点
ドゥレッツァ　+1点
プラダリア　+1点
ボルドグフーシュ　+1点

 

④4コーナーの通過順がポイント

過去10年のうち京都競馬場で開催された8回において、優勝馬8頭中7頭は4コーナーを6番手以内で通過していた。

また、同様に8頭中7頭は前走の4コーナーを6番手以内で通過していた。

前走のレースぶりを確認しつつ、ある程度前方でレースを進められるタイプの馬を狙いたい。

・前走の4コーナーを6番手以内で通過していた馬
アドマイヤテラ　+1点
ヴェルミセル　+1点
サンライズアース　+1点
サンライズソレイユ　+1点
ブレイヴロッカー　+1点
メイショウブレゲ　+1点

 

※以下は、2021年・22年の阪神開催を含めた15年以降の過去10年のデータから分析。

⑤大波乱もある一戦

過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【2.3.2.3】。

16年キタサンブラックら2勝をあげ、複勝率70.0%でトップ。

以下、2番人気馬が2勝、3・4・5・8・9・11番人気馬が1勝ずつ。

2着馬は6番人気以内、3着馬は11番人気以内におさまっている。

3連単の配当は2万円未満が6回と多いものの、19年には181万馬券、昨年も
141万馬券と大波乱の決着もある一戦。

 

⑥5歳馬が最多の4勝

年齢別成績は、5歳馬が【4.3.3.28】。

22年ヴェラアズールら最多の4勝をあげ、連対率18.4%・複勝率26.3%でトップだ。

4歳馬は【2.3.2.21】で連対率17.9%と5歳馬に次いで高い。

7歳馬は【1.2.3.17】で複勝率26.1%と5歳馬に迫っている。

6歳馬は【2.2.2.24】で複勝率20.0%。

なお、3歳馬は10.0.0.1】、8歳以上は【1.0.0.12】となっている。

・5歳馬
ヴェルテンベルク　+1点
ヴェルミセル　+1点
カネフラ　+1点
ドゥレッツァ　+1点
ブレイヴロッカー　+1点

 

⑦やはり前走宝塚記念組が中心

前走レース別成績は、宝塚記念組が【4.4.6.14】。

20年グローリーヴェイズら4勝をあげ、複勝率50.0%と非常に高い。

この組の3着以内馬14頭中13頭は前走宝塚記念で1ケタ人気に支持されていた。

天皇賞・春組は【1.2.0.9】で複勝率25.0%、目黒記念組は【1.1.2.10】で同28.6%、潟記念組は【1.1.0.8】で同20.0%。

なお、札幌記念組【0.0.0.8】、七夕賞組とオールカマー組はともに【0.0.0.5】で3着以内馬が出ていない。

・前走の宝塚記念で1ケタ人気に支持されていた馬
ドゥレッツァ　+1点

 

⑧ノーザンファーム生産馬で前走1ケタ着順馬に注目

生産者別成績は、ノーザンファーム生産馬が【5.5.5.35】。

昨年のシュヴァリエローズら5勝をあげ、複勝率30.0%。

20年を除いて、毎年1頭は3着以内に入っている。

この組の3着以内馬15頭中13頭は前走1ケタ着順だった。

他では社台コーポレーション白老ファーム生産馬が【1.0.1.7】で複勝率22.2%。

社台ファーム生産馬は【0.2.0.14】で勝ち星がなく、複勝率12.5%となっている。

・ノーザンファーム生産馬で前走1ケタ着順の馬
アドマイヤテラ　+1点
サンライズアース　+1点
ドゥレッツァ　+1点
ワープスピード　+1点

 

・データからの該当馬(枠順)

1位(枠順)
ドゥレッツァ　4点

2位(枠順)
アドマイヤテラ　2点
サンライズアース　2点
プラダリア　2点
ヴェルミセル　2点
ブレイヴロッカー　2点
ワープスピード　2点
メイショウブレゲ　2点
ボルドグフーシュ　2点

3位以下(枠順)
サンライズソレイユ　1点
カネフラ　1点
ディープモンスター　1点
ミクソロジー　1点
ヴェルテンベルク　1点
アルナシーム　1点
ショウナンラプンタ　1点

サブマリーナ　0点
ジューンテイク　0点

 

・個人的な注目馬
ディープモンスター

・好調教だと思った馬(枠順)
ディープモンスター
アドマイヤテラ
メイショウブレゲ
サブマリーナ
ショウナンラプンタ