牝馬クラシック第二冠！オークスを徹底解析！

①桜花賞組は前走4着以内が中心

前走レース別成績は、出走数最多の桜花賞組が【7.5.6.63】。

18年のアーモンドアイら7勝をあげており、連対率14.8%・複勝率22.2%。

特に桜花賞で3着以内に入っていた馬の成績は【7.2.3.12】で3着内率が50%。

昨年は1～3着馬が該当し、毎年1頭は3着以内に入っている。

この組の前走着順別成績は、前走1着【4.1.0.3】複勝率62.5%、前走2着【1.0.2.4】同42.9%、前走3着【2.1.1.5】同44.4%、前走4着【0.2.0.4】同33.3%。

この組の勝ち馬7頭はすべて前走3着以内だった。

なお、前走5着以下は【0.1.3.47】で複勝率7.8%。

この中で3着以内に入った4頭中3頭は前走2番人気以内に支持されていた。

その他で成績が良いのは、桜花賞当日に行われるオープン特別の忘れな草賞から挑む馬となっている。

◎前走が桜花賞で4着以内だった馬
ステレンボッシュ　+1点
スウィープフィート　+1点
ライトバック　+1点

②前走で2番人気以内に支持されていた馬が活躍

過去10年では、前走で2番人気以内だった馬の好走率が高い。

たとえ敗れていたとしても、2022年3着のナミュール(桜花賞1番人気10着)、2021年1着のユーバーレーベン(フローラS2番人気3着)、2017年3着のアドマイヤミヤビ(桜花賞2番人気12着)などのように、前走から着順を上げるケースが目立っている。

◎前走で2番人気以内だった馬
ミアネーロ　+1点
ステレンボッシュ　+1点
アドマイヤベル　+1点
サフィラ　+1点
タガノエルピーダ　+1点
ランスオブクイーン　+1点

③勝ち馬は上位3番人気以内

過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【6.2.0.2】。

昨年のリバティアイランドら過半数の6勝をあげ、連対率・複勝率80.0%と高い。

2番人気馬は【1.3.3.3】で14年ヌーヴォレコルトの1勝のみだが、複勝率70.0%と1番人気馬に次いで高い。

3番人気馬が【3.0.1.6】で一昨年のスターズオンアースら3勝。

勝ち馬はすべて上位3番人気以内から出ている。

3着以内馬は18年までは6番人気以内におさまっていたものの、近5年は昨年3着のドゥーラ(15番人気)ら10番人気以下の人気薄が2～3着に各年1頭ずつ激走。

上位人気1着から人気薄へのヒモ荒れが続いている。

④勝ち馬はすべて前走馬体重420キロ以上480キロ未満

前走馬体重別成績では、前走420キロ以上480キロ未満の馬が【10.9.6.109】。

勝ち馬10頭はすべてこの範囲におさまっており、連対率14.2%・複勝率18.7%。

なお、前走420キロ未満の馬は【0.0.1.14】、前走480キロ以上の馬は【0.1.3.24】となっている。

また前走からの馬体重増減別成績は、増減なしの馬が【4.2.3.21】で複勝率30.0%、今回増【4.4.4.66】で同15.4%、今回減【2.4.3.60】で同13.0%。

増減なしの馬が勝率・連対率・複勝率いずれもトップ。

以前よりも競走馬が大型化している傾向にあるが、1986年以降にオークスを勝った480キログラム以上の馬は1頭(2006年カワカミプリンセス、484キログラム)しかいない。

480キログラム以上の馬や、過去10年で好走例が少ない420キログラム未満の馬は評価を下げたい。

好走例が目立つのは460キログラムから479キログラムの馬で、ここ4年はこれに当てはまる馬が連勝している。

◎前走の馬体重が420キロ～480キロだった馬
ミアネーロ　+1点
エセルフリーダ　+1点
パレハ　+1点
コガネノソラ　+1点
サンセットビュー　+1点
ステレンボッシュ　+1点
ホーエリート　+1点
ラヴァンダ　+1点
ヴィントシュティレ　+1点
スウィープフィート　+1点
ライトバック　+1点
サフィラ　+1点
ショウナンマヌエラ　+1点
タガノエルピーダ　+1点
ランスオブクイーン　+1点