①伏兵の台頭に注意
過去10年では単勝1番人気と2番人気がそろって4着以下に敗れたことはないが、6番人気以下が3勝を挙げるなど下位人気馬の好走も少なくない。
ここ4年は全て出走頭数が11頭以下ながら、2021年は7番人気のサークルオブライフが優勝、昨年は7番人気のミストレスが2着に入っているので、出走頭数が少なくても人気薄の台頭に注意が必要。
②前走で初勝利を挙げた馬が中心
過去10年の前走別成績を見ていくと、前走がオープンクラスのレースだった馬はソダシの優勝例こそあるものの、3着内率は10.3%といまひとつ。
3着以内馬30頭中22頭は前走が新馬戦または未勝利戦で、なかでも2着に0.6秒以上の差をつけて勝ち上がっていた馬が【4.4.2.8】(3着内率55.6%)と高い好走率を示している。
・前走が新馬戦または未勝利戦で2着に0.6秒以上の差をつけて勝ち上がった馬
→該当なし
③前走が芝1800メートルだった馬に注目
前走の距離についても調べてみると、過去10年の3着以内馬30頭中17頭は前走が芝1600メートルだった。
これをしのぐ活躍を見せているのが、7勝を挙げ3着内率も40%に迫る勢いの芝1800メートル組で、単勝3番人気以内に支持された馬に限れば【5.1.1.2】と、半数以上が勝利し3着内率は77.8%まで上昇する。
該当馬がいれば軸として信頼できそう。
・前走が芝1800メートルだった馬
ドナルンバ +1点
マルガ +1点
④前走の上がり3ハロンタイム推定順位や単勝人気も重要
過去10年の優勝馬はいずれも、前走の上がり3ハロンタイム推定順位が2位以内だった。
また、2015年のデンコウアンジュを除く9頭は前走で単勝3番人気以内だった点と、中5週以上の間隔での出走だった点も共通しているので、これらの傾向を満たす馬の中から優勝候補を探し出したい。
・前走の上がり3ハロンタイム推定順位が2位以内かつ、前走で単勝3番人気以内で中5週以上の間隔での出走だった馬
→該当なし
⑤2番人気が高複勝率
過去10年、1番人気が【4.2.0.4】で連対率60.0%の好成績。
2番人気は【1.5.2.2】と1勝止まりだが複勝率はトップの80.0%を記録している。
連対馬20頭中18頭は7番人気以内、3着馬は10頭中9頭が6番人気以内で残る1頭は8番人気。
ただ多頭数にならない年が多い割に、12番人気が1勝、13番人気が2着1回と穴馬の激走も見られる。
3連単1万円未満が4回ある一方で、51万、30万馬券と波乱もあるレース。
⑥関西馬が好成績
東西の所属別では、関東馬が【4.4.2.62】複勝率13.9%止まりなのに対し、関西馬は【6.6.8.37】同35.1%と関西馬が優勢。
なお、関東馬に関東所属騎手が騎乗すると【0.0.1.57】とほとんど好走がないため、関東馬を狙う場合は関西所属騎手を鞍上に迎えた馬に限りたい。
・関西馬
タイセイボーグ +1点
バースデイフライト +1点
フィロステファニ +1点
マルガ +1点
レディーゴール +1点
×関東馬に関東所属騎手が騎乗
ドナルンバ +1点
ハッピーエンジェル +1点
ヒルデグリム +1点
ミツカネベネラ +1点
ルーチェフィオーレ +1点
⑦キャリアは1~2戦
キャリア別の成績は1戦の馬(全馬前走は新馬戦)が【4.4.2.40】複勝率20.0%で、前走で1番人気だった馬にかぎれば【3.4.1.14】複勝率36.4%になる。
2戦の馬は【6.5.6.34】で同33.3%。
こちらも前走1番人気馬が【2.5.2.11】同45.0%の高複勝率をマークしている。
キャリア3戦以上になると【0.1.2.26】同10.3%と苦しい。
・前走が新馬線で1番人気だった馬
マルガ +1点
・キャリア2戦で前走1番人気だった馬
ルーチェフィオーレ +1点
⑧前走芝1800mの未勝利戦組に注目
前走クラス別(中央)の成績は、新馬戦組【4.4.2.40】複勝率20.0%、未勝利戦組【5.4.3.18】同40.0%、1勝クラス組【0.2.3.15】同25.0%、オープン・重賞組【1.0.2.26】同10.3%。
前走未勝利戦組の成績が良く、特に前走芝1800mの未勝利戦1着から今回距離短縮になる馬が【4.1.1.3】複勝率66.7%と抜群。
・前走が芝1800mの未勝利戦だった馬
ドナルンバ +1点
・データからの該当馬(枠順)
1位(枠順)
ドナルンバ 3点
マルガ 3点
2位(枠順)
ルーチェフィオーレ 2点
3位以下(枠順)
タイセイボーグ 1点
レディーゴール 1点
フィロステファニ 1点
ヒルデグリム 1点
ハッピーエンジェル 1点
バースデイフライト 1点
ミツカネベネラ 1点
・個人的な注目馬
タイセイボーグ
・好調教だと思った馬(枠順)
タイセイボーグ
ルーチェフィオーレ
レディーゴール
フィロステファニ
マルガ










