※近2年同様に今年も阪神競馬場で施行されるが、
京都開催を含めた2012年以降過去10年のデータを中心に分析
1)堅めの決着が目立つ
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【2.2.2.4】近2年グランアレグリアが連覇しており、連対率40.0%・複勝率60.0%。
2番人気馬は【1.4.0.5】で2013年トーセンラーが優勝し、連対率・複勝率50.0%。
3番人気馬は【2.4.0.4】で19年インディチャンプら2勝をあげ、連対率・複勝率60.0%で連対率トップ。
以下、4番人気馬が最多の3勝、5・8番人気馬が1勝ずつ。
2着馬は3番人気以内、3着馬は9番人気以内におさまっており、10番人気以下の激走はない。
3連単で10万円以上の波乱となったのは14年の1回のみ。
15年以降近7年の3着以内馬はすべて7番人気以内で、いずれも3連単6万円以下と堅めの決着が続いている。
今年と同じく阪神で行われた近2年はともに3連単6000円未満と非常に堅い決着となっている。
2)4歳馬が好成績
年齢別成績は、4歳馬が【4.5.4.24】で15年モーリスら最多の4勝をあげ、連対率24.3%・複勝率 35.1%と抜けて高い。
3着以内馬13頭はいずれも上位5番人気以内に支持されていた。
出走数最多の5歳馬は【3.3.4.52】で、16年ミッキーアイルら3勝。
差はあるものの、複勝率16.1%は4歳馬に次いで高い。
また、3歳馬は【2.1.2.30】で18年ステルヴィオら2勝をあげ、複勝率14.3%。
6歳馬は【1.1.0.22】で14年ダノンシャークが勝利し、複勝率8.3%。
なお、7歳以上の馬は【0.0.0.17】と苦戦傾向にある。
〇4歳で上位5番人気以内になりそうな馬
シュネルマイスター
ソダシ
3)近7年の3着以内馬はすべて前走5着以内
前走レース別成績は、出走数最多の富士S組が【2.3.2.43】。
17年ペルシアンナイトら2勝をあげており、連対率10.0%・複勝率14.0%。
3着以内馬7頭はいずれも前走富士Sで4番人気以内だった。
同じく前哨戦のスワンS組は【0.4.2.33】で勝ち星がなく、連対率10.3%・複勝率 15.4%。
好走馬 6頭はすべて前走で3着以内だった。
前走着順別成績は、前走10着以下だった馬は【0.0.0.41】と巻き返しは厳しい。
2015年以降近7年の3着以内馬21頭は全て前走で5着以内に入っていた。
〇前走が富士Sで4番人気以内
セリフォス
ソウルラッシュ
ダノンスコーピオン
〇前走がスワンSで3着以内
該当馬なし
〇前走で5着以内だった馬
ウインカーネリアン
エアロロノア
サリオス
セリフォス
ジャスティンカフェ
ソウルラッシュ
ソダシ
ダノンザキッド
ダノンスコーピオン
ピースオブエイト
ファルコニア
×前走で10着以下だった馬
ベステンダンク
ホウオウアマゾン
4)阪神芝1600m戦は前走1番人気1着馬、継続騎乗の馬に注目
阪神芝1600mで行われた2017年以降の3歳以上・3勝クラス以上のレースは近2年のマイルCSを含めて全26鞍あり、前走1着馬は【8.4.5.24】で連対率29.3%・複勝率41.5%と優秀。
このうち前走1番人気だった馬は【6.3.1.3】で連対率69.2%・複勝率76.9%と非常に高い。
また前走から継続騎乗か乗り替わりかの比較では、乗り替わりの馬が【12.13.13.197】で連対率10.6%・複勝率16.2%。
対して、継続騎乗の馬は【14.13.13.86】で連対率21.4%・複勝率31.7%。
継続騎乗の馬が連対率・複勝率でともに2倍近い率を残している。
〇前走1番人気で1着→継続騎乗の馬
ウインカーネリアン
・データからの該当馬
ソダシ
・個人的な注目馬
ウインカーネリアン
・調教が良かった馬
ダノンザキッド
ロータスランド
ソウルラッシュ
ジャスティンカフェ
シュネルマイスター
セリフォス
ダノンスコーピオン