①3着内率では前走1着馬がやや優勢
過去10年における前走の着順別成績では、3着内率で前走1着馬がトップとなっている。
ただし、連対馬に大きな偏りはなく、1着だった馬から6着以下だった馬まで幅広く出ている。
前走1着馬がやや優勢であることは間違いないが、それ以外は着順を気にする必要はなさそう。
◎前走1着馬
ソウルラッシュ +1点
パラレルヴィジョン +1点
ロマンチックウォリアー(海外)
②前走4番人気以内の馬に注目
前走人気別成績(国内のみ)は、前走1番人気馬が【3.2.4.19】。 15年モーリスら3勝をあげ、複勝率32.1%でトップ。
前走2番人気馬は【3.2.2.17】で19年インデイチャンプら3勝をあげ、複勝率29.2%。
前走3番人気馬(1.1.0.12)で複勝率14.3%、前走4番人気馬【2.0.2.10】で同28.6%。
これら前走4番人気以内の馬で前走国内組の勝ち馬9頭を含む3着以内馬22頭を占めており、5番人気以下だった馬は同4.9%と大きな差がついている。
なお、前走海外組は【1.3.1.14】で14年ジャスタウェイ(前走ドバイDF)が勝利。
3着以内馬5頭はすべて安田記念で上位3番人気以内に支持されていた。
◎前走で4番人気以内だった馬
コレペティトール +1点
セリフォス +1点
ソウルラッシュ +1点
ナミュール +1点
パラレルヴィジョン +1点
フィアスプライド +1点
レッドモンレーヴ +1点
③前走の4コーナー通過順も重要
過去10年の出走馬について、前走が地方・海外だった馬を除き前走の4コーナー通過順別成績を調べると、3着以内馬の数は各グループ間で大差はないものの、好走率では10番手以下組の数値が最も高くなっている。
また、前走が地方・海外のレースだった馬も3着内率で25.0%を記録しているので、こちらもノーマークにできないだろう。
◎前走の4コーナーを10番手以下で通過した馬
カテドラル +1点
コレペティトール +1点
ステラヴェローチェ +1点
ナミュール +1点
レッドモンレーヴ +1点
◎前走が地方・海外だった馬
ヴォイッジバブル(海外馬)
エルトンバローズ +1点
ロマンチックウォリアー(海外馬)
④近走での芝のマイルGⅠへの出走歴に注目
過去10年の3着以内馬延べ30頭中20頭は、過去3走で芝1600メートルのGⅠに出走した経験があった。
好走率を見ても出走経験のあった馬がなかった馬を上回っている。
臨戦過程を比較する際は、過去3走で芝のマイルGⅠに出走していた馬を重視すべきだろう。
ただし、過去3走で出走していた芝のマイルGⅠでの最高着順が10着以下だった馬は、【0.0.0.10】という成績になっているので割り引きたい。
◎過去3走で芝1600mのGⅠに出走し10着以内だった馬
ヴォイッジバブル(海外馬)
エルトンバローズ +1点
セリフォス +1点
ソウルラッシュ +1点
ナミュール +1点
フィアスプライド +1点
レッドモンレーヴ +1点
⑤単勝人気・年齢・前走は要チェック
2018年以降の優勝馬延べ6頭は、いずれも単勝3番人気から9番人気で、年齢が4歳か5歳だった。
さらに、6頭中4頭は前走でGⅠに出走しており、前走がGⅠではなかった2頭は、前走もしくは前々走でマイラーズCに出走していた。
今年もこれらに注目して優勝候補を絞り込みたい。
⑥伏兵の一発もある一戦
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【2.3.3.2】。
2015年モーリスら2勝をあげ、複勝率80.0%と高い。
対して2番人気馬は【0.1.1.8】で勝ち星がなく、複勝率20.0%と低い。
以下、4番人気馬が昨年のソングラインら最多の3勝、8番人気馬が2勝、3・7・9番人気馬が1勝ずつ。
7~9番人気馬で4勝をあげており、伏兵馬の一発がある。
2・ 3着馬は下位人気まで幅広く分布し、10番人気以下は【0.1.2.67】。
3連単で40万円以上の配当はないものの、10万円以上は半数の5回にのぼる。
⑦4歳馬が最多の5勝
年齢別成績は、4歳馬が【5.3.2.28】。
20年グランアレグリアら最多の5勝をあげ、勝率13.2%・連対率21.1%・複勝率26.3%でいずれもトップ。
5歳馬は【3.4.3.38】で、21年ダノンキングリーら3勝、複勝率20.8%は4歳馬に次いで高い。
6歳馬は[2.2.3.37】で17年サトノアラジンら2勝しており、勝ち馬はすべて4~6歳におさまっている。
3歳馬は【0.0.1.4】で21年シュネルマイスターが3着。
なお、7歳以上の馬は【0.1.1.23】で複勝率8.0%と低い。
◎4歳馬
エルトンバローズ +1点
コレペティトール +1点
⑧関東馬の牝馬が好成績
出走馬の所属別成績は、美浦所属の関東馬が【6.7.5.40】。
16年ロゴタイプら過半数の6勝をあげ、連対率22.4%・複勝率31.0%と優秀。
関東馬の中で牝馬は【3.4.1.4】で、近2年連覇のソングラインら3勝をあげ、連対率58.3%・複勝率66.7%と非常に高い。
対して、栗東所属の関西馬は【4.3.5.85】で18年モズアスコットら4勝も、連対率7.2%・複勝率12.4%と関東馬に差をつけられている。
関西馬の中で牝馬は【0.0.0.8】といずれも着外に敗れている。
なお、外国馬は【0.0.0.5】で5頭すべて6着以下だった。
◎関東馬の牝馬
フィアスプライド +1点
×関西馬の牝馬
ナミュール
×外国馬
ヴォイッジバブル
ロマンチックウォリアー
・データからの該当馬TOP3
1位(名前順)
エルトンバローズ 3点
コレペティトール 3点
ソウルラッシュ 3点
ナミュール 3点
フィアスプライド 3点
レッドモンレーヴ 3点
2位(名前順)
セリフォス 2点
パラレルヴィジョン 2点
3位以下(名前順)
カテドラル 1点
ステラヴェローチェ 1点
ウインカーネリアン 0点
ヴォイッジバブル 0点
エアロロノア 0点
ガイアフォース 0点
ジオグリフ 0点
ダノンスコーピオン 0点
ドーブネ 0点
ロマンチックウォリアー 0点
・個人的な注目馬
ウインカーネリアン
・好調教だと思った馬(名前順)
ウインカーネリアン
ガイアフォース
ステラヴェローチェ
セリフォス
ソウルラッシュ
パラレルヴィジョン